目やにが多い? 細菌性結膜炎ってどんな病気?

目が充血して、朝起きると、
目やにでまぶたがくっついて開けにくい。
そんな症状の原因のひとつが、細菌性結膜炎さいきんせいけつまくえんです。

今回は、細菌によって起こる結膜炎について、
少し注意したいタイプも含めて紹介します。

細菌性結膜炎ってどんな病気?

細菌性結膜炎さいきんせいけつまくえんは、
細菌が結膜に感染して炎症を起こす病気です。

ウイルス性結膜炎やアレルギー性結膜炎と同じように、結膜に炎症が起こりますが、
原因が「細菌」であるところが違います。

子どもに多くみられますが、
大人でも起こることがあります。

症状や原因となる細菌によっては、
抗菌点眼薬こうきんてんがんやくを使って治療します。

では、細菌性結膜炎ではどんな症状が
出るのでしょうか。

どんな症状が出るの?

細菌性結膜炎では、
目やにが多く出るのが特徴のひとつです。

そのほかにも、

  • 充血
  • 黄色〜黄緑っぽい、粘り気のある目やに
  • 朝、目やにでまぶたがくっついて開けにくい
  • まぶたの腫れ
  • ゴロゴロする感じ

などの症状がみられます。

淋菌性結膜炎については後述

ただし、目やにが黄色いからといって、
必ず細菌性結膜炎とは限りません。

ウイルス性結膜炎でも目やにが出ることがあるため、
症状だけで完全に見分けるのは難しいことがあります。

どうやって感染するの?

細菌性結膜炎は、目やになどに含まれる細菌が、
手指や身の回りの物を介して目に入ることで
広がることがあります。

たとえば、

  • 目を触った手で、もう片方の目を触る
  • タオルや洗面用品を家族で共有する
  • 目やにを拭いたあとに、手を洗わず周囲の物に触れる

といったことで、感染が広がることがあります。

予防の基本は、石けんと流水で手を洗い、
目を必要以上に触らないことです。

細菌の場合は
手指や身の回りの物の消毒に、
アルコールも有効です。

ただし、目やになどで手が汚れている場合は、まず石けんと流水でしっかり洗い流しましょう。

また、コンタクトレンズやケースの管理が不十分だと、目の感染症につながることがあります。

ただし、コンタクトレンズを使っている人で、
強い痛みやまぶしさ、見えにくさがある場合は、
結膜炎だけでなく角膜の感染症にも注意が必要です。

少し注意したい細菌性結膜炎もある

細菌性結膜炎の中には、
少し注意が必要なものもあります。

そのひとつが、クラミジアや淋菌りんきんによる結膜炎です。

クラミジア結膜炎は症状が長引くことがあり、
淋菌性結膜炎では、大量の膿のような目やに膿性眼脂や強い充血、まぶたの腫れが
みられることがあります。
特に淋菌性結膜炎は角膜にも影響することがあるため、早期の治療が必要です。

僕が実際に経験した患者さんでも、
目やにが非常に多く、とてもつらそうな様子でした。

また、感染が広がらないよう、眼科でも診察時の
感染対策や、診察後の器具・周囲の洗浄や消毒など、
いつも以上に慎重な対応が必要になります。
現場でも少し慌ただしくなったのを覚えています。

クラミジアや淋菌は性感染症でもあるため、
本人だけを治療すれば終わりではありません。
再感染や感染拡大を防ぐため、パートナーも
検査や治療が必要になることがあります。


細菌性結膜炎といっても、
原因や症状の強さはさまざまです。

目の症状から、
こうした感染症が見つかることもあります。

大量の目やに、強い腫れや痛みがある場合は、
自己判断せず早めに眼科を受診しましょう。

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