「近視って、近くは見える目ですよね。」
スマホや本は見やすいし、
「近くは大丈夫」と感じている方も多いと思います。
この前の近視の回で少し触れた、
「どうして近くが見えるのか」について、
今回はもう少し見ていきます。
前回の近視の記事はこちらです。
あわせて読むと、今回のお話がつながりやすくなります。

どうして近くは見えるの?
遠くがぼやけるのは、
なんとなくイメージできると思います。
では、どうして近くは見えるのでしょうか?
近視だから近くが見える、と思いがちですが、
実はここにも理由があります。
近くにすると、見えやすくなる
近視では、
近くのものは見やすく感じることが多いです。
とくに、 自分が見やすい距離まで物を近づけると、
無理をしなくても、はっきり見えるところがあります。
このときのイメージを、図で見てみましょう。
ピントの位置を見てみると
目を横からそっと見たイメージです。

遠くを見る時は、ピントが網膜の手前にあります

近くを見る時は、ピントが網膜で合いやすくなります
※実際には、目の中には上下左右が逆さまに映ります。
今回はしくみがわかりやすいように、
そのままの向きで描いています。
近くのものを見るときは、
目に入ってくる光の角度が、
遠くを見るときとは変わります。
そのため、近くのものを見たときのほうが、
網膜でピントが合いやすくなります。
見やすい距離は、人によって違う
ただし、その “見やすい距離”は人によって違います。
30cmくらいで見やすい方もいれば、
それより離したほうが見やすい方や、
逆にもっと近づけたほうが見やすい方もいます。
近視の度が強いほど、見やすい距離は近くなります。
そのため、近くを見るときに、
自然と物を顔に近づける方もいます。
もっと近づけても見えるのは、なぜ?
このように、
近視では見やすい距離まで近づけることで、
無理をしなくても見えることがあります。
ただ、そこからさらに近づけても見えるのは、
なぜなのでしょうか?
このときには、
目の中の「ピントを調整する働き」が関係しています。
このお話は、次の「調節」の回で、
もう少し詳しくお伝えします。




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