ここまで読んでくださった方の中には、
「“調整している”って、どういうことなんだろう?」と感じたと思います。
※前回の「遠視|遠くはよく見える?」と
「近視って、どうして近くは見えるの?」
の記事の続きとして読める内容です。
気になる方は、先にそちらもどうぞ。


今回は、近視と遠視のどちらにも関係している、
目がピントを合わせる働き について、
やさしく見ていきます。
※今回はなんか長くなりました…
読むのめんどう…そういう方は太文字だけでも😀
目は、見たい距離に合わせてピントを調整しています
ものを見るとき、目はいつも同じ状態のままで
見ているわけではありません。
遠くを見るときと近くを見るときとでは、
目が使うピントの調整は少し変わります。
前提として、
入ってきた光が前で曲げられて、
網膜の上にはっきり像が写ること。
それが、「ピントが合っている」ということです。
像が網膜よりうしろに行くときには、
そのままでははっきり見えません。
そこで目は、その 像を前に寄せて、
網膜の上に写るようにしよう とします。
この働きを、「調節(ちょうせつ)」 といいます。
目は、見たい距離に合わせてピントを調整しています。
私たちはふだん、あまり意識せずに見ていますが、
目の中ではこうした働きが静かに行われています。
そのとき、目の中のレンズが少し働いています
以前、少し触れましたが、
目の中には、水晶体(すいしょうたい)という
透明なレンズがあります。
ものを見るときには、この レンズが、
像を網膜の上に写るようにそっと働いています 。
その働きとは、
レンズの厚みが増すとカーブが強くなります。
レンズのカーブを強くしたことで、
光を曲げる力を強くすることです。
遠くを見るときも近くを見るときも、
ピントが合って見えるのは、
こうした”しくみ“があるためです。
この働きは、遠視の見え方にも、
近くを見るときの見え方にも関係しています。
遠視では、見えていても調節が働いていることがあります
遠視では、何もしないままだと、
像が網膜よりうしろにずれやすい状態です。
そのため、遠くを見ているときにも、
うしろにある像を前に寄せて、
網膜の上に写るようにしようと、目は“調節”します。
つまり遠視では、見えていても、
いつも調節して見ている ことがあります。
そのため、目が疲れやすかったり、
知らないうちにがんばって見ていたりする
こともあります。

遠視では、
遠くを見ているときにも調節が働くことがあります。
では、近視ではどうでしょうか。
近視でも、さらに近くを見るときには調節を使っています
近視では、見やすい距離まで近づけると、
調節しなくても見えるところがあります。
これが、近視の人が「近くは見やすい」と感じやすい
理由のひとつです。
ただ、見やすい距離よりもさらに近くを見るときには、
近視でも調節が使われています。
もっと近くのものを見るときは、
光がより斜めに入ってくるため、
そのままだと像が網膜よりうしろに行きます。
そのため、目は調節して、像を前に寄せようとします。
つまり近視では、近くが見やすいことがあっても、
近くならいつも調節しないわけではありません 。


近くを見るときには、どちらの目でも調節が関係しています
ここまで見てきたように、
遠視では、
遠くを見ているときにも調節が働くことがあります。
近視では、
見やすい距離なら調節しなくても
見えるところがありますが、
さらに近くを見るときには調節が使われています。
このように、
遠視と近視では見え方のしくみは少し違っていても、
どちらの目でも調節が関係しています。
調節は、目が見たい距離に合わせて働くしくみ です。
目は、見たい距離に合わせてそっと働いています
目は、見たい距離に合わせて、
そっと調節しながら働いています。
そのときには、目の中で筋肉が使われています。
筋肉を使うぶん、疲れやすかったり、
知らないうちに目ががんばっていたりすることも
あります。
※この筋肉がどのように働いているのかは、
次回に見ていきます。
近くを見る時間が続いたときは、
たまには遠くを見たり、目を閉じたりして、
少し休ませてあげましょう。




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