視能訓練士ってどんな仕事?

眼科で検査を受けたとき、
「この人は先生?」「看護師さん?」と
思ったことはありませんか。
男性だと、特に間違えられます。


あの検査をしている人は誰?

私たちは
「視能訓練士(しのうくんれんし)」といいます。

目の検査や見え方、お子さんの目の訓練を
専門にしている仕事です。
専門の教育を受け、国家試験を経て働いています。

診察の前後で、病気の判断に必要な目の状態を、
検査して結果として出す。

そして、医師の診断の後、
治療のための訓練などを行う。
それが私たちの役目です。

ただ視力を測るだけ、ではありません。
その人の“今の見え方”を丁寧に読み取ることを
大切にしています。


検査室に入った瞬間から、もう検査は始まっています

検査は、
視力表の前に座ってから始まるわけではありません。

検査室に入ってきたときの歩き方、目線の動き、
椅子への座り方。
ほんの短い時間ですが、
そこに「今の見え方」のヒントが出ることがあります。

そうした様子もふまえて、声かけの仕方や検査の順番、スピードなどを調整しながら、
“たまたま出た数字”ではなく、
今の本当の状態が検査結果として表れるように工夫しています。

検査は、機械を操作して終わり、ではありません。
その人の状態に合わせて、
答えを出していくことでもあります。


子どもの検査からわかること

子どもは、
「見えにくい」とはなかなか言ってくれません。
そもそも見えにくいことに気づいていないこともあります。

だからこそ、
検査は“会話”と“観察”のバランスが大切になります。

以前、4歳くらいの元気な子の検査を担当しました。
お母さんが横で静かに見守っていました。
お子さんははりきっています。
両目で見るときは、受け答えもしっかりしています。

けれど、
片目ずつの検査になると、少し様子が違いました。
答えてはくれるのですが、反対の目の時と比べると、
声が小さくなったり、見ないで答えたりします。

「飽きてしまったのかな」と思いつつも、
同じ大きさのまま、距離を近づいていきます。
すると、ちゃんと答えてくれます。
これは飽きていたわけではなく、
見えなかったのです。

数字だけ見れば、
問題はなさそうに見えるかもしれません。
でも、小さな違いの中にヒントが隠れていることがあります。

そうして集めた情報を整理し、医師に伝える。
それが私たちの仕事です。

これはあくまで一例ですが、
検査の中には、数字に表れない大切な情報が
含まれていることがあります。


分からないことは、遠慮なく聞いてください

眼科の検査は、
何をしているのか分からないまま進むこともあります。
少し不安になりますよね。

検査の前には必ず一言説明はしますが、
よくわからなければ、
「これは何の検査ですか?」
そう聞いていただいた方が助かります。
何をされているかわからなければ、
ちゃんとした結果もでません。

検査には一つひとつ意味があります。
あなたの見え方をより正確に知るために行っています。

私たちは、
診察の前に目の状態を丁寧に検査し、結果を出し、
医師につなぐ役割を担っています。

そして何より、
あなたの見え方を大切にしたいと思っています。

どうぞ、安心して検査を受けてください。


わからないことがあれば

「こんなこと聞いていいのかな?」
そんな疑問も大丈夫です。

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匿名のメッセージを受け付けています。視能訓練士として、目の検査や見え方についてやさしく解説しています「この検査って何を見ているの?」「見えないとき、どう答えればいいの?」そんなちょっとした疑問も大丈夫ですどんな小さなことでも、お気軽にどうぞ…
  • どんな小さな疑問でも大丈夫です
  • 答えられる範囲でやさしくお返しします

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