「急に風が出てびっくりする」
「目に何か当てられている感じがする」
「正直、ちょっと怖い」
苦手な方も多い検査だと思います。
実は、私自身も少し苦手です。目がうまく開きません。
風のあたる検査は何?検査の仕組み
診察前の検査に行う、あの“プシュッ”と風が出る検査。
実はあれは、 目の硬さ(眼圧)を測る検査 です。
黒目(角膜:目の表面の透明な部分)に、
ほんの一瞬だけ空気を当てて、
そのへこみ具合から目の中の圧を調べています。
仕組みはとてもシンプルです。
でも「いつ出るかわからない」というだけで、
ぐっと怖く感じてしまいますよね。
どうして何回も?どうして毎回?
「前回も測りましたよね?」
そう言われる方もいらっしゃいます。
まず、その日の中で何回か測る理由です。
多くの医療機関では、3回ほど測定して平均値を使っています。
1回だけだと、たまたま力が入った数値やまぶたがかかってしまった時の誤差が、そのまま結果になってしまうことがあるからです。
また、
風にびっくりしてぎゅっと目をつぶってしまうと、
実際より少し高い数字が出てしまうことがあります。
そのため「もう一度測りますね」となることがあります。
正確な値を確認するための手順です。
そして、来院のたびに測る理由。
眼圧は一定ではありません。
同じ日でも時間によって変動します。
体調や緊張の影響も受けますし、
使っている点眼薬の種類によっては、副作用で眼圧が上がることもあります。
その時の状態を確認するために、毎回測定しています。
「またやるの?」と感じるかもしれませんが、
目を守るための大切なチェックです。
現場でこんなことがありました
以前、
「これって診察前の消毒ですよねっ」
と言われたことがあります。
あまりにも確信をもって言われてしまい、
「何のことだろう?」と一瞬戸惑い、きちんと説明できなかったことがありました。
今でも少し気になっています。
確かに、風が当たるので
“きれいにしている感”がありますよね。
また、
「風が出るときに言ってほしい」
と言われることもあります。
お気持ちはとてもよくわかります。
いつ来るかわからないのは、不安になりますよね。
ただ、この機械は自動で位置やピントを判断して空気を出しています。
検査する側も、正確なタイミングはわかりません。
「今出ます」とお伝えできれば理想ですが、
実際は推測になってしまいます。
そのため、どうしても不意に感じてしまうのです。
少しのコツで、ぐっとスムーズになります
機械の中には、赤い光と緑の光があります。
最初に行う視力や屈折の検査で赤い目印を見ることが多いためか、赤い光を見てしまう方がとても多いです。
そのため検査の前には、「緑の光を見てください」と必ずお伝えしています。
ただ、緊張していると聞こえにくいこともあります。
迷ってしまったら、
「どこを見ればいいですか?」と遠慮なく聞いてください。
そして、うまく受けるためのポイントはこの3つです。
・両目の力を抜く
・両目を自然に開ける
・言われた目印を見る
特に「両目を開ける」ことは大切です。
片目だけだと大きく開きにくく、力が入りやすくなります。
少し意識していただくだけで、検査はぐっとスムーズになります。

緊張してしまうのは自然なことです。
私自身もですが、力を抜いて目を開けて。
わからないことがあれば
「こんなこと聞いていいのかな?」
そんな疑問も大丈夫です。
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